Buongiorno a tutti! 世界最高峰のメトロポリタン・オペラ(通称:MET)をスクリーンで楽しむMETライブビューイング。ダイナミックな音響と多彩なカメラワークに加え、生の劇場でも観られない舞台裏や歌手へのインタビューもお届けします。中でも「アンコール上映」は、これまでの全ラインナップからテーマに合わせて10~30作を一挙上映する恒例の人気企画です。 今年のテーマは「この夏、オペラで…
続きを読むBuongiorno a tutti! 本年2020年は、イタリアが生んだ偉大な映画監督、フェデリコ・フェリーニが誕生してちょうど100年目にあたります。 1950年の『寄席の脚光』以降、40年にわたって『道』『カビリアの夜』『甘い生活』といった名作を手掛けたフェリーニ。その独創的な作品群は映画のみならず、音楽、絵画、舞台、写真といったあらゆるアートに多大な影響を及ぼしました。 そんなフェリーニ生…
続きを読むBuongiorno a tutti! 海の上で生まれ、生涯一度も船を下りなかったピアニストの伝説。 『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作『海の上のピアニスト』が、1999年の日本劇場公開から約20年の時を経て、スクリーンに蘇ります! 色鮮やかな4Kデジタル修復版と、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描…
続きを読むイタリアの経済紙、イル・ソーレ24オーレ紙の元東京特派員で優れたジャーナリスト、ステファノ・カレール氏が亡くなってから1ヶ月が経ちました。イタリア文化会館館長とスタッフ一同は、あらためてご遺族、ご友人、同僚の方々に心より哀悼の意を表するとともに、故人のご冥福をお祈りいたします。 ステファノ・カレール氏は、A.ヴォルタ・ディ・コモ高校卒業後、ミラノ大学法学部で学び、新聞の編集長の刑事責任に関しての論…
続きを読むBuongiorno a tutti! 6月20日は国連が定める「世界難民の日」。今年は、世界中が新型コロナウイルスの危機に直面する中でこの日を迎えます。 「世界難民の日(2020年)」 https://www.unhcr.org/jp/wrd2020) 国連UNHCR協会は、6月20日(土)より、世界の難民・避難民を新型コロナウイルスから守る支援を呼びかけ、共感の輪を広げる配信型の音楽・映画イベ…
続きを読む第4幕* ロドリーゴのアリア〈私の最期の日が来ました〜おおカルロよ、お聞きください〉(*5幕版) Verdi 《Don Carlo》Atto quarto* “Per me giunto… O Carlo ascolta” (Rodrigo)(*versione in 5 atti) 2020年1月にこのシリーズで採り上げたのは、同じくオペラ《ドン・カルロ》から、国王フィリッポ2世のア…
続きを読むBuongiorno a tutti! 今からちょうど100年前。 ライト兄弟による初飛行からわずか17年後、ローマから東京までを飛び、世界で初めて欧亜連絡飛行を成功させたイタリアの小型飛行機があったことをご存じでしょうか? 1920年5月31日、現在の代々木公園(当時の代々木練兵場)の地に、イタリア陸軍航空部隊の若き飛行家たち、25歳のアルトゥーロ・フェラリン中尉と24歳のグイド・マジエーロ中尉…
続きを読むイタリア文化会館では、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置に伴う休校、テレワーク、外出自粛により在宅で過ごす方に向け、毎週水曜日スタッフがお勧めのイタリアに関する本を紹介します。今日皆さんに紹介するのは、カルミネ・アバーテの『偉大なる時のモザイク』(栗原 俊秀 訳・解説 、未知谷、2016年)です。 本書の舞台となるのは、南イタリアにある「アルバレシュ」と呼ばれるアルバニア系住民の村である。作者…
続きを読むイタリア文化会館では、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置に伴う休校、テレワーク、外出自粛により在宅で過ごす方に向け、毎週水曜日スタッフがお勧めのイタリアに関する本を紹介します。今日皆さんに紹介するのは、アルベルト・アンジェラ の『古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活』(関口 英子 訳 、河出書房新社、2010年)です。 時空を超えた旅に導いてくれる楽しい1冊。 時は紀元115年…
続きを読むロッシーニ《セビリャの理髪師》第1幕よりロジーナのカヴァティーナ*「今の歌声は」 Rossini :IL BARBIERE DI SIVIGLIA Atto primo (Rosina) “Una voce poco fa” (Cavatina*) 原作はフランスの作家ボーマルシェ(Beaumarchais本名Pierre-Augustin Caron:1732-99)による4幕の戯曲「セビリャの…
続きを読む