「この夏、オペラで世界を旅しよう」METライブビューイングアンコール2020

Buongiorno a tutti!

世界最高峰のメトロポリタン・オペラ(通称:MET)をスクリーンで楽しむMETライブビューイング。ダイナミックな音響と多彩なカメラワークに加え、生の劇場でも観られない舞台裏や歌手へのインタビューもお届けします。中でも「アンコール上映」は、これまでの全ラインナップからテーマに合わせて10~30作を一挙上映する恒例の人気企画です。

今年のテーマは「この夏、オペラで世界を旅しよう」。世界各国を舞台にしたオペラ32作品を、舞台であるその国や地域ごとに分けて上映します。

イタリアが舞台となるのは、以下の全四作品。

・プッチーニ《トスカ》

〈歌に生き恋に生き〉や〈星は光りぬ〉といった名アリアはフィギュアスケートでもお馴染み。
今作はサンタンジェロ城やサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会等、実在の建造物の模型をもとに作られた緻密な舞台装置が大きな見どころ。

ヘンデル《アグリッピーナ》

小アグリッピナとして知られる皇妃アグリッピーナをとりまく人間ドラマ。設定を現代に置き換え、うずまく愛と陰謀を、時にコミカルに時にシニカルに描いた演出が大好評を博している。
特にタイトルロールを演じるベルカントの女王ジョイス・ディドナートによる超絶技巧のアリアと、ズボン役(女性が演じる男性の役)でネローネ(皇帝ネロ)を演じるケイト・リンジーの演唱は必見。

・マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》/レオンカヴァッロ《道化師》

共に南イタリアを舞台とした、ヴェリズモ・オペラの代表作。

《カヴァレリア・ルスティカーナ》の間奏曲は映画「ゴッド・ファーザー」に使用されたことで有名。

同じ歌手が両作の主演を務めており、《カヴァレリア・ルスティカーナ》の神経質な青年役と《道化師》の気の弱い夫役の演じ分けにご注目あれ。

イタリアが舞台となる作品の他にも、ヴェルディ《アイーダ》(エジプト)、ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》(イギリス)、ロッシーニ《セヴィリャの理髪師》(スペイン)など、イタリア人作曲家による作品も数多く上映されます。上映スケジュールは公式ホームページからご覧いただけます。(https://www.shochiku.co.jp/met/news/2908/

世界のトップ歌手が勢ぞろいする華麗なるMETオペラの世界。なかなか海外に行きづらい今だからこそ、スクリーンの中で世界旅行気分をお楽しみください!

<インフォメーション>

名称:METライブビューイングアンコール2020
期間:8月7日(金)〜10月1日(木)
場所:東劇(地下鉄東銀座駅6番出口徒歩1分)
チケット:当日一般¥3,200・学生¥2,100(税込)※リピーター割引(学生対象外)あり
配給:松竹
協賛:フコク生命、東京メトロ
協力:朝日新聞
公式HP:https://www.shochiku.co.jp/met/news/2908/
問い合わせ:03-3541-2711

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