Buongiorno a tutti!
パリの屋根裏に灯った恋 プッチーニ永遠の青春群像劇を大野和士指揮で上演!
19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの儚い愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた青春オペラ 『ラ・ボエーム』 。甘美な旋律がとびきりロマンティックな物語を紡ぐ、永遠のラブストーリーです。 パリの町を俯瞰するような粟國淳演出の 舞台は豪華にして繊細で、愛と喪失の物語を映画のように描き出し、深い感動を誘います。
クリスマス・イブのパリ、詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のミミが灯りの火を貰いに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。カルチェ・ラタンで恋を謳歌する若者たち。2月の雪の日、ロドルフォは病のミミを救うため別れを決意。やがてミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれる。「冷たき手を」「私の名はミミ」の名アリアによって綴られる第1幕のロドルフォとミミの出会いのシーンは、数あるオペラのラブシーンの中でも最も美しい、決定的名場面。華やかなパリ、カルチェ・ラタンの賑わいを描いた第2幕、雪の降りしきる中、別れを決意した恋人たちの美しくも悲しい四重唱、そして涙を禁じえないラストシーンと、見どころは枚挙にいとまがありません。パリの 町をドローンで俯瞰するような粟國淳の繊細な演出は、 丁寧な心理描写で若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘います。永遠のラブストーリーとして不動の人気を誇る『ラ・ボエーム』は、かつて 「音楽の友」誌の読者アンケート投票でも、 好きなオペラ堂々のナンバーワンを獲得しました。夢を追い懸命に生きる若者たちの物語は、いつの時代も感動を呼び続けています。世界中で愛される『ラ・ボエーム』は、初めてのオペラ鑑賞にもお勧めです。
ヒロインのミミ役にはヨーロッパで活躍し、ボローニャ歌劇場の同役も絶賛されたアレッサンドラ・マリアネッリ、コケティッシュなムゼッタ役にはヴァレンティーナ・マストランジェロと、イタリアから伸び盛りのソプラノが来日。ミミの恋人ロドルフォにはメトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場などで活躍中のスティーヴン・コステロが登場。ムゼッタの恋人マルチェッロには、歌唱、演技ともにスケールの大きな表現で圧倒する須藤慎吾、ボヘミアン仲間ショナールには駒田敏章、コッリーネにイタリアからフランチェスコ・レオーネが出演します。指揮は、若き日に名指揮者ジュゼッペ・パタネーの薫陶を受け、「これ以上ない純愛物語」と『ラ・ボエーム』を心から愛する新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が、「新しい時代の狼煙を上げたい」と自ら当たります。
【あらすじ】
【第1幕】若き詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネは、成功を夢見て、パリの屋根裏部屋で暮らしている。薪も買えず、原稿を燃やして暖を取るほど貧しいが、クリスマス・イブの今日はショナールの報酬でディナーへ出かける。ロドルフォだけ急ぎの原稿を仕上げるため部屋に残る。すると隣の部屋に住むお針子ミミが火を分けてほしいとやってくる。ミミは火をもらって帰ろうとしたとき鍵を落としたことに気づく。火の消えた闇の中、2人で鍵を探すうちに手が触れ合い、恋に落ちる。
【第2幕】カフェ・モミュスで仲間と合流したロドルフォはミミを紹介する。そこへマルチェッロの元恋人ムゼッタが、新しいパトロンの老人アルチンドロとやってくる。マルチェッロの気を引くためムゼッタはわざと大げさに振る舞うが、マルチェッロは無視。しかし、ついにはアルチンドロを追い払い、二人はめでたくよりを戻す。
【第3幕】雪降る夜明け。ロドルフォの態度に悩むミミは、マルチェッロの働く酒場へ向かう。店にはロドルフォがいて、マルチェッロに語り出す。自分の稼ぎでは病のミミの治療代を払えない、だからミミが離れるようわざと冷たく当たっているのだと。ミミは身を引く決意をする。マルチェッロはムゼッタの浮気を疑いけんか別れする。
【第4幕】ロドルフォとマルチェッロは元恋人に想いを馳せて仕事がはかどらない。ショナールとコッリーネと共に騒いでいると、ムゼッタが瀕死のミミを連れてくる。皆で所持品を質に入れて薬代にしようとするが、時すでに遅く、ミミは、望み通りロドルフォの側で息を引き取る。
<キャスト>
指揮 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大野和士
演出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 粟國 淳
美術・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ パスクワーレ・グロッシ
衣裳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 笠原俊幸
舞台監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 髙橋尚史
ミミ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アレッサンドラ・マリアネッリ
ロドルフォ・・・・・・・・・・・・・・・ スティーヴン・コステロ
マルチェッロ・・・・・・・・・・・・・・ 須藤慎吾
ムゼッタ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ヴァレンティーナ・マストランジェロ
ショナール・・・・・・・・・・・・・・・ 駒田敏章
コッリーネ・・・・・・・・・・・・・・・・ フランチェスコ・レオーネ
べノア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鹿野由之
アルチンドロ・・・・・・・・・・・・・ ・ 晴 雅彦
パルピニョール・・・・・・・・ ・・ ・ 寺田宗永
合唱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新国立劇場合唱団
児童合唱・・・・・・・・・・・・・・・・・ TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 東京フィルハーモニー交響楽団
芸術監督・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・ 大野和士
【新国立劇場オペラ初!有料ライブ配信実施決定】
『ラ・ボエーム』7月2日(日)公演で、ライブ/オンデマンド配信(有料)を実施いたします。
新国立劇場では、初の緊急事態宣言下にいち早く「巣ごもりシアター」として公演記録映像の無料配信を実施、その後2021年末からは「新国デジタルシアター(https://www.nntt.jac.go.jp/stream/)」として映像配信プラットフォームを常設し、公演記録映像を配信して参りました。インターネットを通じ、日本全国、さらに世界のどこからでも、また外出が困難な方にもお気軽にご覧いただける映像配信を、『ラ・ボエーム』ではライブ配信とオンデマンド配信で行います。オペラファンの皆様にも、まだ劇場でオペラを観たことはないけれど少し興味があるという方にも、そしてお子様から熟年の方までにお薦めしたい『ラ・ボエーム』を、ぜひ映像でお楽しみください。
■配信日程
①ライブ配信日:2023年7月2日(日)14:00
※終演後7月4日(火)23:59まで見逃し配信あり。見逃し配信ではライブ配信をそのまま再生いたします。
②オンデマンド配信期間:2023年7月16日(日)10:00~8月12日(土)22:00まで
■配信チケットご購入サイト・料金 チケットぴあPIA LIVE STREAM https://w.pia.jp/t/laboheme pls/
① ライブ配信チケット:3,300円(税込)(日本語字幕)
② オンデマンド配信チケット:1,980円(税込)(日本語/英語字幕付)
※PIA LIVE STREAMのご案内 https://t.pia.jp/streaming TICKET PIA ENGLISH SITE(英語) https://ticket.pia.jp/piasp/inbound/operalaboheme23eng.jsp
① ライブ配信チケット:3,300円(税込)(英語字幕)
② オンデマンド配信チケット:1,980円(税込)(日本語/英語字幕付)
■配信チケット発売日
2023年4月30日(日)10:00~
※ライブ配信チケットは7月2日(日)14:00まで、オンデマンド配信チケットは8月12日(土)18:00まで販売
<インフォメーション>
新国立劇場 開場25周年記念公演
ジャコモ・プッチーニ『ラ・ボエーム』
La Bohème/ Giacomo PUCCINI
全4幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
【公演日程】 2023年6月28日(水)19:00/30日(金)14:00/2023年7月2日(日)14:00/5日(水)14:00/8日(土)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【チケット料金】 S:24,200円 ・ A:19,800円 ・ B:13,200円 ・ C:7,700円 ・ D:4,400円・ Z:1,650円
【前売開始】 2023年4月30日(日)
※予定上演時間 2時間50分
【公演情報】WEB サイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
【チケットのご予約・お問い合わせ】
新国立劇場ボックスオフィス TEL 03 5352 9999 10:00 18:00
新国立劇場Webボックスオフィス
【チケット取り扱い】チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットほか
*Z席 1,6 5 0 円 :公演当日朝 10 時より、新国立劇場 Web ボックスオフィスほかで販売。1人1枚。電話予約不可。
*当日学生割引( 50 、 ジュニア割引 20% 、高齢者割引、障害者割引、学生割引 、当日学生割引( 50% など各種割引あり。*未就学児入場不可。
【映像配信のご案内】新国デジタルシアター
https://www.nntt.jac.go.jp/stream/
【配信チケットご購入】
チケットぴあ PIA LIVE STREAM https://w.pia.jp/t/laboheme pls/pls/(日本語字幕版
*新型コロナウイルス感染症の影響により、公演内容や招聘スタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。
*新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みと主催公演ご来場の皆様へのお願い