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東京フィルハーモニー交響楽団 2023シーズン定期演奏会のお知らせです。
11月はバッティストーニ。「シェイクスピアとチャイコフスキー」をテーマに『テンペスト』『ハムレット』『ロメオとジュリエット』の幻想曲、幻想序曲を一気に演奏するばかりか、チェロ独奏が活躍する「ロココの主題による変奏曲」では協奏曲の醍醐味も。ソロは2019年ARDミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で日本人初の優勝を遂げて以来、世界に活躍の場を広げる佐藤晴真が担う。シェイクスピアにはマエストロ・チョンの『オテロ』(オペラ演奏会形式)、チャイコフスキーにはプレトニョフの『マンフレッド』という導火線もあり、シーズンの締めくくりにふさわしい。少年時代のバッティストーニは音楽と文学、どちらに進もうかと迷い、チェロを学んでいて突然、指揮の機会が訪れた時に振ったのがチャイコフスキーだった。自伝的プログラムでもある。(文:池田卓夫)
アンドレア・バッティストーニ
1987年ヴェローナ生まれ。国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者の一人と評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。スカラ座、フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、スウェーデン王立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場、サンタ・チェチーリア国立アカデミー菅、イスラエル・フィル等世界の主要歌劇場・オーケストラと共演。日本コロムビア株式会社より東京フィルとのコンビでCDのリリースを継続中。著書に『マエストロ・バッティストーニのぼくたちのクラシック音楽』(2017年・音楽之友社)。2021年、東京フィルとの録音『ドヴォルザーク新世界&伊福部作品』欧米盤が欧州の権威ある賞の一つ「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)を受賞した。
佐藤晴真
2019年、ミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門において日本人として初めて優勝して一躍国際的に注目を集めた。18年にはルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位および特別賞を受賞。第83回日本音楽コンクールチェロ部門第1位および徳永賞・黒柳賞など受賞多数。国内外の主要オーケストラと共演しており、リサイタル、室内楽でも好評を博している。20年、名門ドイツ・グラモフォンよりデビューアルバムとなる『TheSenses〜ブラームス作品集〜』、今春には3rdアルバム『歌の翼に〜メンデルスゾーン作品集』をリリース。齋藤秀雄メモリアル基金賞、出光音楽賞、日本製鉄音楽賞受賞。文化庁長表彰(国際芸術部門)。ベルリン芸術大学在学中。使用楽器は宗次コレクション貸与のE.ロッカ1903年。
<インフォメーション>
東京フィルハーモニー交響楽団 2023シーズン定期演奏会
チャイコフスキー(チャイコフスキー没後130年)
幻想曲『テンペスト』Op.18
ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33
幻想序曲『ハムレット』Op.67
幻想序曲『ロメオとジュリエット』
第992回サントリー定期シリーズ サントリーホール
11月10日(金)19:00開演
第993回オーチャード定期演奏会 Bunkamuraオーチャードホール
11月12日(日)15:00開演
第158回東京オペラシティ定期シリーズ 東京オペラシティコンサートホール
11月16日(木)19:00開演
料金(税込):SS¥15,000 S¥10,000 A¥8,500 B¥7,000 C¥5,500
チケット発売日:一般発売 4月25日(火) WEB優先 4/15(土)〜4/24(月)
チケット申込:東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平日10:00-18:00 土日祝休、チケット発売初日の土日祝のみ10:00-16:00で営業)
https://www.tpo.or.jp/(クレジット決済 座席選択可 24時間)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団(11/16公演)
協力:Bunkamura(11/12公演)