映画『天空の結婚式』

Buongiorno a tutti!

2018年、イタリアで『ドッグマン』『帰ってきたムッソリーニ』の次にヒットし、興行収入が日本円で3億円を突破した『天空の結婚式』(原題:Puoi Baciare Lo Sposo)が、1月22日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマカリテ他全国順次ロードショー!

本作品は、2016年5月11日にイタリア下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認めるシビル・ユニオン法が可決されたのを機に、イタリア・コメディー映画界の重鎮、アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督によって作られました。

カップルを演じるのは、日本公開作品初登場のクリスティアーノ・カッカモ(アントニオ役)と、その容姿からギャング映画に多数出演しているサルヴァトーレ・エスポジト(パオロ役)。そしてアントニオの両親として、イタリアのコメディー映画界定番俳優の一人、ディエゴ・アバタントゥオーノ(『ぼくは怖くない』(03)『ニルヴァーナ』(96))と、往年の映画ファンには懐かしいモニカ・グエリトーレ(『続・青い体験』(74)『楡の木陰の愛』(74))が、久々に日本のスクリーンに登場します。

原作はオフ・ブロードウェイのロングヒット舞台作品、My Big Gay Italian Wedding。2003年に初演された本作は、その後マンハッタンのセント・ルーカス劇場に場所を移し、2015年8月まで断続的に16か月のロングラン公演を行い、更に全米30都市以上、またロンドン、エジンバラ、シドニー、香港、アイルランド、カナダ、フランスでも公演されました。昨年も16周年記念公演がフィラデルフィア郊外の都市で上演されています。

主な撮影地は、ローマ北東120kmの地にある、チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(Civita di Bagnoregio)。『天空の城ラピュタ』(86)、『ホタルノヒカリ』(13)の舞台ともなったその美しい風景にも、ご注目あれ。

<STORY>

ベルリンで役者として暮らしているアントニオは、今後の人生の伴侶として、一緒に暮らしている役者仲間のパオロと結婚することを決意し、彼にプロポーズをする。
パオロが承諾したので、アントニオは彼を両親に紹介するために、実家のあるイタリアの村への同行を求めるが、同居人のベネデッタと、丁度新しく越してきた同居人ドナートが偶然イタリア人だったので、結局4人で行くことになる。
実家に着き両親に報告すると、母のアンナは納得するものの、父親ロベルトは村長として議会では難民を受け入れるなど寛容な立場だが、いざ自分の息子のこととなると保守的で、頑固に猛反対する。
結婚式の話になるとアンナは、二人の結婚に納得していないパオロの母親も説得して招待することを要求。式は有名なウェディング・プランナーに依頼することにして、式の日も決めたが。。。
果たして父ロベルトは結婚式まで認めるだろうか?パオロの母親は式に来るだろうか?そして幼馴染でアントニオの元彼女カミッラも納得して、二人は皆から祝福されるだろうか?

アレッサンドロ・ジェノヴェージ Alessandro Genovesi
1973年1月10日ミラノ生まれ。監督、俳優、脚本家。ガブリエーレ・サルヴァトーレスの下で、彼の書いた舞台コメディーHappy family(07)が大成功し、映画業界入りを勧められる。2010年から映画の助監督としてキャリアをスタートし、映画化されたHappy Familyはナストロ・ダルジェント賞にノミネート。その後も次々とコメディー映画をヒットさせ、本作の次作品10 giorni senza mamma(ママのいない10日間/英題:When Mom is Away)が2019年のイタリア国産映画で興行収入約10億円で第1位となる。(IMDb)

<インフォメーション>

映画『天空の結婚式』

1月22日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマカリテ他全国順次ロードショー!

原題:Puoi baciare lo sposo

英題:My Big Gay Italian Wedding

監督:アレッサンドロ・ジェノヴェージ

脚本:アレッサンドロ・ジェノヴェージ、ジョヴァンニ・ボニェッティ

出演:ディエゴ・アバタントゥオーノ、モニカ・グエリトーレ、サルヴァトーレ・エスポジト、クリスティアーノ・カッカモ、ディーノ・アッブレッシャ、ディアーナ・デル・ブッファロ、アントニオ・カターニア、ベアトリーチェ・アルネラ、エンツォ・ミッチョ

撮影:フェデリコ・マジエロ

音楽:アンドレア・ファッリ

制作:マウリツィオ・トッティ、アレッサンドロ・ウサイ

2018年/ イタリア/ イタリア語・ドイツ語/ 90分

提供:日本イタリア映画社

配給:ミモザフィルムズ

後援:イタリア大使館、イタリア文化会館

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