映画『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』

Buongiorno a tutti!

世界最高峰のテノール歌手であるアンドレア・ボチェッリ。その激動の愛と半生を描く映画が誕生しました。ボチェッリ自ら執筆した自伝的小説 “The Music of Silence”を『イル・ポスティーノ』(’94)のマイケル・ラドフォード監督が完全映画化した本作は、11月15日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開されます!

© 2017 Picomedia SRL

作品中のボチェッリ本人の吹き替えによる歌唱シーンは、まさに圧巻。96年に世界中で大ヒットした「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」をはじめ、「アヴェ・マリア」「誰も寝てはならぬ(「トゥーランドット」より)」などを披露しています。2018年10月、14年ぶりに全世界で完全オリジナルのアルバムを発売したボチェッリは、世界最高峰のテノール歌手として今も歌い続け、2018年公開のディズニー映画『くるみ割り人形と秘密の王国』で親子でのエンディングテーマを披露するなど、その歌声はファンのみならず世界中の人々を魅了し続けています。

主人公のアモス(=ボチェッリ)役には、人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で頭角を現した新鋭トビー・セバスチャンを大胆に起用。また、アモスを息子のように厳しく、時に穏やかに指導するマエストロ役に、ペドロ・アルモドバル監督に見出され、『デスペラード』(’95)で世界のトップスターに上り詰めたアントニオ・バンデラス。アモスをテノール歌手として育てる過程を大胆に演じています。

ぜひ映画館に足を運んでみてくださいね!

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<STORY>
イタリア・トスカーナ地方の小さな村。アモスは眼球に血液異常を持って生まれ、幼い頃から弱視に悩まされながらも、明るく過ごしていた。しかし12歳の時に学校の授業中、サッカーボールが頭に当たり持病が悪化、失明してしまう。不自由な暮らしに鬱憤を抑えきれず両親を困らせるアモス。そんな彼を見かねた叔父(エンニオ・ファンタスキーニ)が、元来歌が上手なアモスを音楽学校に連れていく。そのあまりにも美しい歌声が評価され、コンテストで見事優勝する。しかし喜びも束の間、すぐに声変わりが始まり、美しい声が出なくなってしまう。それを機に歌手を諦め、親友とともに弁護士を目指す。
大人になったアモス(トビー・セバスチャン)は、大学に進んだ後、ピアニストとして音楽を嗜んでいた。バーでの生演奏をするアルバイト中、客からのリクエストで、人前で歌声を披露。その歌声に感激した友人が、数々の有名オペラ歌手を育てたスペイン人の歌唱指導者、マエストロ(アントニオ・バンデラス)を紹介する。マエストロとの出会いによって、アモスの人生は一変する。改めて歌手の道を目指すことを決意したアモスは、マエストロの徹底した厳しい特訓に臨み、実力を伸ばしていく。順調にキャリアを積んでいくかと思われた矢先、気まぐれな音楽業界に振り回され、仕事が途絶えたまま数か月が経ってしまう。歌の仕事が入らないなか、いつでも歌えるようにしておくための習慣に時間を取られ、さらに歌と(?)新婚生活の狭間で揺れ動くアモス。彼は、ある決断を迫られていた……。

<インフォメーション>
『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』
2019年11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
監督:マイケル・ラドフォード(『イル・ポスティーノ』)
原案:アンドレア・ボチェッリ
脚本:アンナ・パヴィニャーノ(『イル・ポスティーノ』)/マイケル・ラドフォード
出演:トビー・セバスチャン(『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズ)/アントニオ・バンデラス(『デスペラード』)
2017年/イタリア/英語・イタリア語/カラー/シネスコサイズ/5.1ch/115分/原題:The Music of Silence
配給:プレシディオ/彩プロ
映倫:PG-12
オフィシャルウェブサイト
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