映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』オリジナル版、50年の時を経て日本初公開!

Buongiorno a tutti!

今から50年前の1969年、約25分カットされた短縮版が公開されて以来、日本で上映される機会がなかった巨匠セルジオ・レオーネの超大作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(初公開時邦題『ウエスタン』)のオリジナル版が、9月27日(金)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて全国順次公開されることが決定!

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(1968)は、全世界にイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタン ブームを巻き起こしたレオーネが、アクションの面白さを極め尽くしたそれまでの作品とは大きく方向性を変え、自らの作家性を前面に打ち出した野心作です。そして天才エンニオ・モリコーネ(『アンタッチャブル』『ニュー・シネマ・パラダイス』)作曲・指揮による名曲の数々が、この一大叙事詩を感動的に彩ります。

1969年の初公開時、欧州各国では高い評価と共に大ヒットし、その記録は今もなおフランス興行史上トップテン内に留まるほど。一方アメリカではレオーネの意図はまったく理解されず、オリジナル版から20分短縮され、批評、興行ともに惨敗。日本では米公開版をさらにカットした2時間21分版が公開され、アメリカ同様批評家から無視されました。しかし70年代以降、海外でその評価は年々高まり、現在では世界の名監督たちがこぞって讃えるようになりました。

初公開から50年、そしてレオーネ生誕90年、没後30年に当たる今年2019年、以前よりレオーネ作品への愛と敬意を公言していたクエンティン・タランティーノ監督が本作のタイトルを引用した最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を公開。それに伴い、2時間45分のオリジナル版が遂に日本初公開されます。

<STORY
大陸横断鉄道敷設によって新たな文明の波が押し寄せていた西部開拓期。ニューオーリンズから西部に嫁いできた元・高級娼婦のジル(クラウディア・カルディナーレ)は、何者かに家族全員を殺され、広大な荒地の相続人となった。
莫大な価値を秘めたその土地の利権をめぐり、ジルは、鉄道会社に雇われた殺し屋、家族殺しの容疑者である強盗団のボス、ハーモニカを奏でる正体不明のガンマンらの熾烈な争いに巻き込まれていく―。

 

<インフォメーション>
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』
主演:クラウディア・カルディナーレ、ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、チャールズ・ブロンソン
監督・原案・脚本:セルジオ・レオーネ
原案:ダリオ・アルジェント、ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:セルジオ・ドナーティ
撮影監督:トニーノ・デッリ・コッリ
美術・衣装:カルロ・シーミ
音楽作曲・指揮:エンニオ・モリコーネ
【1968年|伊・米合作|カラー|スコープサイズ|5.1ch|DCP|上映時間:2時間45分|初公開時邦題:『ウエスタン』|伊語原題:C’ERA UNA VOLTA IL WEST (かつて、西部があった)|ラフラン=サンマルコ制作|パラマウント・ピクチャーズ提供】
配給:アーク・フィルムズ、boid、インターフィルム
公式HP:onceinthewest2019.com
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