講演会「明治期日本におけるイタリア人」

幕末から明治期にかけて、日本は近代化するにあたって、先進技術や知識、制度などを学ぶために欧米から多くの専門家を招聘しました。お雇い外国人といわれる人々です。
イタリア人については、大蔵省紙幣局で日本の紙幣や切手印刷の基礎を築いたE.キオッソーネ、工部美術学校で教鞭をとった画家のA. フォンタネージと彫刻家のV. ラグーザ、図画の教師と建築設計に携わったV.カペレッティ、司法省法律顧問を務めたA. パテルノストロなどです。
そのほかにも、横浜に写真館をかまえて活躍したF.ベアトのような人もいます。彼らの生涯や業績について、知られざる逸話などをまじえてピーノ・マラス教授にお話いただきますさらに、明治期ではありませんが、1926年の来日以来40年近く日本で宣教活動や日伊交流に尽くしたチマッティ神父についても言及します。

ピーノ・マラス Pino Marras 1940年、イタリア、サッサリ生まれ。ウルバニアナ大学、グレゴリアナ大学、ローマ国立大学及び大学院で、哲学、宗教学、文化人類学を研究した後、1971年来日。東京で2年間、日本語と日本文化を学び、その後、神戸に移住。天理大学助教授、神戸海星女子大学教授、園田学園女子大学教授を経て、現在、明治学院大学キリスト教研究所協力研究員。ローマにG.B. シドチ日伊歴史資料館を設立し、運営にあたる。

入場無料、イタリア語(講師自身による日本語要約付き)
お問合せ:イタリア文化会館図書室 Tel. 03-3264-6011(内線23)
お申込み方法:氏名、電話番号、人数等を明記のうえ件名を「明治期日本におけるイタリア人」講演会として、e-mail:biblioteca.iictokyo@esteri.itにお申込み下さい。

インフォメーション
日程: 2012年3月6日
時間: 18時30分(開場18時)
場所: イタリア文化会館B1視聴覚室
主催: イタリア文化会館
入場無料

イタリア文化会館 東京

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