SYMPOSIUM 「ろう者の言語、歴史、文化とオーラルヒストリー」

第二回東京国際ろう映画祭が、5月31日(金)から6月3日(月)まで渋谷・ユーロライブで行われます。
東京国際ろう映画祭は、ろう者の社会や芸術の発展と育成、また誰もが自由に映画と芸術の興味を共有できる場や聴者とろう者の相互理解の場を創出することを目的とし、この度二回目を迎えます。

また、 6月5日(水)には、第二回東京国際ろう映画祭開催の共同企画として、パートナーシップである CINEDEAF (ローマ国際ろう映画祭)を主催しているローマろう研究所(ISSR) 職員ルカ・デス・ドリデス氏を海外からの招聘ゲストとしてお招きし、ローマろう研究所で実施しているイタリア手話のオーラル・ヒストリープロジェクトについてお話しいただきます。
イタリアでは、様々な分野とイタリア手話、ろう文化に精通した、ろう者と聴者によるチームを結成し、2016 年よりイタリア手話での語りの収集・保存・評価に関する研究をスタート。この活動をきっかけに、様々な事業が展開されています。テクノロジーの発達によって手話が今後消えていくといわれる中、ローマろう研究所での取り組みは他の分野での利用可能性、今後の展望など、大いに参考になる内容ばかりです。 SYMPOSIUM 「ろう者の言語、歴史、文化とオーラルヒストリー」と題し、ルカ・デス・ドリデス氏のほか、森壮也氏、小谷眞男教授と各分野で活躍されているご登壇者を迎えて、手話とオーラル・ヒストリーの意義についてお話しいただきます。

※オーラル・ヒストリーとは
オーラル・ヒストリー(口述記録)は、「個人や組織の経験をインタビューし、記録を作成して後世に伝える」方法のひとつです。手話が文字をもたない言語であることから、手話におけるオーラル・ヒストリーの重要性について以前から注目されています。

<シンポジウムインフォメーション>
日時:2019年6月5日(水)19:00~21:05(受付 18:30 ~)
会場:イタリア文化会館 1階エキジビションホール(東京都千代田区九段南2-1-30)
参加費: 一般:前売券 800 円 当日券 1,000 円 / TDF サポーター:前売券 500 円 当日券 700 円 定員: 80 名 定員に達し次第締切
申込方法: URL より申込フォームへアクセスしてお申込みください。
https://goo.gl/forms/eDOyzgvesL4aHxx72
情報保障:イタリア語・日本語・日本手話・音声認識アプリ UD トークによる多言語音声認識&翻訳機能を使用し文字による日本語とイタリア語を提供します。

【プロフィール】
<登壇者>
●ルカ・デス・ドリデス  ローマろう研究所(ISSR)職員(ろう研究員、アーキビスト、司書)
●森壮也  手話言語学者・開発経済学者、 IDE JETRO 主任調査研究員。日本手話学会元会長、障害学会元理事。
●小谷眞男  1992〜94年イタリア遊学、お茶の水女子大学教授。専門はイタリア法史。

<東京国際ろう映画祭開催概要>
【主催・運営】東京ろう映画祭実行委員会
【助成】アーツカウンシル東京、(公益財団法人東京都歴史文化財団)芸術文化振興基金助成事業
【特別協力】イタリア文化会館、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティライツ
【協賛】Palabra 株式会社、アルファ ロメオ、Shamrock Records株式会社(音声認識アプリ「UD トーク」開発会社)、いとをかし Cafe、株式会社博報堂 DY アイ・オー
【後援】中国大使館文化部、ブリティッシュ・カウンシル 、東京都聴覚障害者連盟
【宣伝協力】妹尾映美子、静岡 × カンヌ × 映画プロジェクト実行委員会
【協力】ろう者と映画を楽しむ会、ポーランド映画祭、大阪アジアン映画祭、CINEDEAF、DEAF、シネマジャック、べティ ロフト 9、アップリンク、ユーロライブ、チェレステ・スタジオ松濤、Tabela

 

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