ミラノ大聖堂聖歌隊 グレゴリオ聖歌&真言宗声明
天上から降りそそぐ中世ヨーロッパ1000年の響き〈グレゴリオ聖歌〉、
地から湧き上がる空海が伝えた仏教音楽〈声明〉―
祈りの共鳴が呼び起こす魂のハーモニーが、
心を繋げ魅せる圧巻のクライマックス!!
[出演]
ミラノ大聖堂聖歌隊
クラウディオ・リヴァ(指揮)
真言宗 青教連法親会
グレゴリオ聖歌とは?
-西洋音楽の源とされる聖歌-
その起源は8世紀の終わり頃に遡る、ローマ・カトリック教会で用いられる単旋律、無伴奏の宗教音楽のことです。現在の五線譜の原型である「ネウマ譜」と呼ばれる譜面にラテン語で書かれたものが今日でも残されています。
ミサや聖務日課といったカトリック教会の典礼で歌われるラテン語の歌で、レパートリーは全て暗記され、口承されてきたと考えられています。
言葉の抑揚と旋律の動きに合わせた特有のリズム持っています。その豊かな旋律にのせて語られる聖書の言葉、祝祭の内容を伝える言葉、神をたたえる言葉は、天上から舞い降りる、永遠のなかに漂うかのような響きで、1000年の歴史を持つ聖歌にふさわしく、安らぎと静かな喜びをもたらします。
真言宗声明とは?
-日本音楽の源とされる声明-
仏教儀式において僧侶が仏陀(釈迦、ゴータマ・ブッダ)の説いた経典や、あるいはそれらを解説した文章を暗記し朗唱する際に旋律をつけて唱えたもので、9世紀始めに弘法大師空海が中国から伝え、伝承されてきた無伴奏の宗教音楽のことです。
グレゴリオ聖歌と同様に1000年の歴史を持つ声明は、現代社会の喧噪の中で静かなブームとなっています。
中でも、天台声明と並び二大流派といわれる真言宗声明は、男性的なダイナミックさが特徴で、その地から湧き上がる響きは、魂の音楽と称するにふさわしいものです。
東西の祈りの時間、そして音楽の源の合流
この公演のクライマックスは、第三部のグレゴリオ聖歌と真言宗声明のコラボステージです。
天上から降り注ぐ聖歌と、地から湧き上がり裾野が広がるような声明が、同時にBunkamuraオーチャードホールに響きます。異なる宗教の音楽であり、対照的な広がりを持つ2つの歌声は、不思議なほどぴったりと調和し、新しいハーモニーを生みだします。魂を揺り動かし、祈りと感謝を捧げる荘厳な響きは、2014年のツアーでも感動を呼びました。
ミラノ大聖堂聖歌隊 指揮者クラウディオ・リヴァ氏インタビューより抜粋
言葉は通じなくても心がつながりました。声明の歌唱法がいにしえの聖歌の歌い方に似ている点もあり、悠久のロマンを感じました。今回の聴きどころは『融合』です。宗教の差を越えて、それぞれの精神性を持ちながらも一つになっていく、普遍的なものをお届けします。世界でも貴重で特別な共演の場で、その空間に身を委ね、今まで体験したことのない『融合』を感じ取ってみてください。
真言宗青教連法親会 堤大恵氏インタビューより抜粋
“日本の声楽の原点”といわれる声明の深い芸術性、日本の伝統文化を、祈りと感謝の気持ちを込めて、伝承したいと思います。宗教音楽は本来、死者を弔うものではなく、真摯に生きる人たちへ向けたメッセージです。いま生きている私たちが、いかに生きていくかを奮い立たせるものでもあります。生きている喜びや希望を、音楽を通じてより深く感じていただきたいです。
〈インフォメーション〉
開催日:2017年12月1日(金)
日 時:18:30開演(18:00開場)
会 場:Bunkamuraオーチャードホール
入 場:有料
S席:7,500円 A席:6,500円 B席:5,500円 C席:4,500円
(全席指定・税込み)※未就学児入場不可
<予約・お問合せ>
・チケットスペース/03-3234-9999 http://www.ints.co.jp/
・アルス東京チケット申し込みフォーム
※9/2一般発売
<プレイガイド>
・チケットスペース/03-3234-9999 http://www.ints.co.jp/
(オペレーター/月~土 10:00-12:00、 13:00-18:00)
・チケットぴあ/0570-02-9999(Pコード:341-061) http://pia.jp/
・ローソンチケット/0570-000-407(Lコード:32698) http://l-tike.com/
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