Buongiorno a tutti!
2015年東京に始まり、2016年は東京、大阪で開催し、大きな反響をを呼んだ、新作イタリア映画上映会「映画で旅するイタリア」が今年も開催されます。
今年のテーマはずばり「映画」。動画投稿サイトの発達や移民運動の高まり、そして人気映画のドラマ化など、内容でもメディアの点でも多様化が進むイタリア映画。そんな現在だからこそ、1本のフィルムに凝縮された面白さや楽しさが特に感じられる3作品が厳選されています。
以下上映作品のご紹介です。
監督:クリスティーナ・コメンチーニ
出演:ヴィルナ・リージ、アンジェラ・フィノッキアーロ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
あらすじ:イタリア映画界の伝説的俳優サヴェリオ・クリスポの十回忌に際して、プーリア州の生家に集まった未亡人二人と、腹違いの娘四人。女性関係を大いに謳歌した彼の思い出を、残された女たちが各々語るうちに、予想外の事実が発覚していく。ヴィットリオ・ガスマン、マルチェッロ・マストロヤンニ、ジャン・マリア・ヴォロンテ。今は亡き人気俳優たちの面影を投射したサヴェリオの人物像は、イタリア映画そのものに向けられたオマージュでもある。未亡人役のヴィルナ・リージは五十年代から活躍していた大女優だが、映画撮影終了後の2014年12月に亡くなった。奇しくも作品に込められた映画黄金時代を追悼する意味合いが強調されることとなった。
監督:フランチェスコ・ミッチケ、ファビオ・ボニファッチ
出演:エドアルド・レオ、マルコ・ジャッリーニ、カトリネル・メンギア
あらすじ:山師マルチェッロに騙されて仕事も恋人もいっぺんに失ったダヴィッド。何とかマルチェッロを捜しだし、失った代償を払わそうとするダヴィッドだったが、豪快なはったりで人々を出し抜くマルチェッロの機知に惹かれ始める。こうして意気投合した二人は、ダヴィッドの元職場から大型コンピューターのデータを盗み出すという一大プロジェクトを思いつく。『ルパン三世』や『黄金の七人』を連想させる裏切りに次ぐ裏切りのコメディー。主役を演じるのは『神様の思し召し』のマルコ・ジャッリーニと、『俺たちとジュリア』のエドアルド・レオ。日本でも人気の実力派俳優二人が仕掛ける巧妙なトリックは何とも爽快だ。
監督:クラウディオ・クペッリーニ
出演:エリオ・ジェルマーノ、アストリッド・ベルジュ=フリスベ
あらすじ:パリの高級ホテルで働くファウストは、テスト撮影のため同ホテルに来ていたモデルの卵ナディンと偶然知り合う。彼女を助けようとスイートルームの上客に暴行を働いたファウストは刑務所へ送られるが、その頃ナディンはモデルとして華々しいデビューを飾るのだった。出所後、再起をかけるファウストに、新しく開店するクラブ「アラスカ」経営の話が舞い込むが……。幾度となく困難に阻まれながら愛を深めていく二人のラブストーリー。主演はヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を獲得したエリオ・ジェルマーノと、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』での人魚役で一躍脚光を浴びたフランス人女優アストリッド・ベルジュ=フリスベ。
〈インフォメーション〉
開催日時:2017年6月3日(土) – 9日(金)
場 所:アップリンク渋谷(http://www.uplink.co.jp/)
主 催:京都ドーナッツクラブ
後 援:イタリア文化会館
協 賛:ディスク・ロード、JAPANISSIMO
協 力:アップリンク渋谷
【上映スケジュール】
3日(土) 17:30- ラテン・ラバー / 20:00- アラスカ
4日(日) やつらって、誰?
5日(月) アラスカ
6日(火) ラテン・ラバー
7日(水) やつらって、誰?
8日(木) アラスカ
9日(金) ラテン・ラバー
【アクセス】
アップリンク渋谷
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18
TEL:03-6825-5503
渋谷東急本店右側道200m先
http://www.uplink.co.jp/info/map/
【チケット】
一般¥1,800/学生¥1,500(平日学割¥1,100)/高校生以下¥800/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000