映画『人間の値打ち』

Buongiorno a tutti!!
 
本日は、現在公開中の映画『人間の値打ち』のご紹介です。
 
%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab
(C)2013 Indiana Production Company Srl / Manny Films
 
 
イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、脚本賞など7冠を受賞したほか、国内外で40以上の賞を受賞し、世界各国で称賛を浴びた傑作。「見わたすかぎり人生」「ナポレオンの愛人」のパオロ・ヴィルズィがメガホンを取った本作は、クリスマスイブ前夜にイタリア・ミラノ郊外で起こったひき逃げ事故をきっかけに、経済格差のある3つの家庭に隠された秘密が暴かれていくサスペンスドラマです。
 
 
%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%83%b3%e7%94%bb%e5%83%8f
(C)2013 Indiana Production Company Srl / Manny Films
 
 
上流階級への憧れから危険なファンドに手を出す男、“富豪の妻”であるだけの自分を変えたいと思う女、金持ちのボーイフレンドがいるが本当の愛を知らない若い女といった人物たちの物語を通し、人間の真の価値を問いかけます。
 
 
%e3%82%b5%e3%83%9601
(C)2013 Indiana Production Company Srl / Manny Films
 
 
本作で上流家庭のカルラ・ベルナスキ役を演じたヴァレリア・ブルーニ・テデスキは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀女優賞を獲得しました。
 
 
%e3%82%b5%e3%83%9602
(C)2013 Indiana Production Company Srl / Manny Films
 
 
監督・脚本を手掛けたのは、イタリア映画ファンにとって“知る人ぞ知る名匠”パオロ・ヴィルズィ(脚本は、フランチェスコ・ブルーニ、フランチェスコ・ピッコロとの共同)。アメリカ・コネティカットを舞台にしたステファン・アミドンによる原作小説「Human Capital(人的資本)」に出会ったヴィルズィ監督は、「お金にまつわる問題がいかに人間関係や人の運命、価値を左右しうるか」を描くべく舞台をイタリア・ミラノに置き換え新たな物語を生み出しました。
 
 
ラストまで目が離せない卓越したサスペンスストーリーが、アメリカ、イタリアだけでなく、いま現在の資本主義社会を生きる私たち一人ひとりに「人間の幸せとは?真の価値とは?」を問いかけます。
 
 
『人間の値打ち』
 
・監督・脚本:パオロ・ヴィルズィ
・原作:ステファン・アミドン『Human Capital』
・出演:ヴェレリア・ブルーニ・テデスキ、ファブリツィオ・ベンティボリオ、マティルデ・ジョリ、ファブリツィオ・ジフーニ、ヴァレリア・ゴリノ、ルイジ・ロカーショ
・配給:シンカ SYNCA
・宣伝:シャントラパ、太秦
・原題:IL CAPITALE UMANO/2013年/イタリア/109分/カラー/日本語字幕:関口英子
 
※劇場情報、映画詳細は特設webページよりご覧ください。
 
 
 
 
イタリア文化会館
イタリア語講座

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。