Buongiorno a tutti!!
本日は、現在絶賛公開中の映画『ある天文学者の恋文』のご紹介です。
(C) COPYRIGHT 2015 – PACO CINEMATOGRAFICA S.r.L.
日本でも大ヒットを記録した『鑑定士と顔のない依頼人』で鮮やかなミステリーの手腕を披露したジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作は、一人の天文学者が恋人に遺した“謎”をめぐる物語。数十億年前に死してなお、地球に光を届ける星々のように、命尽きても、我々の愛は大切な人たちの行く先を照らし続けることができるのか。そんな壮大でロマンに満ちたテーマを、名匠トルナトーレが描きあげます。
<ストーリー>
著名な天文学者エドと彼の教え子エイミーは、皆には秘密の恋を謳歌していた。しかし、そんなエイミーの元に突然届いたエドの訃報。現実を受け入れられないエイミーだが、彼女の元にはその後もエドからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメールや贈り物が届き続ける。
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エドの遺した謎を解き明かそうと、エイミーは彼が暮らしていたエディンバラや、かつて二人で時間を過ごしたイタリア湖水地方のサン・ジュリオ島などを辿りはじめ、そこで彼女が誰にも言えずに封印していた過去を、エドが密かに調べていたことを知るがーー。
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天文学者のエドは英国が誇るアカデミー賞®俳優ジェレミー・アイアンズ。彼の恋人エイミーには、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコが演ずる。アカデミー賞®作曲家のエンニオ・モリコーネの心のひだに触れる優美な旋律にのせて描かれるのは、次第に明かされていくエドの本当の想いと、エイミーの過去の秘密。天文学者が仕掛けた“謎”がすべて解き明かされる時、極上のミステリーは美しくも切ない“永遠の愛”の物語へと輝きを変えていきます。
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「この映画は、まさに現代の愛についての物語だ。20年前ならSFかでっち上げのストーリーだと言われただろう。ところが、今やテクノロジーが進化して、愛を永遠に存続させるのが可能ではないか、という幻想を私たちは抱き始めている」
とジュゼッペ・トルナトーレ監督は語ります。
アイディアはずっと昔からあったという本作。しかし、当時の通信技術では現実的ではなかったのです。しかし、Eメールに携帯電話、スカイプにビデオメッセージと、通信技術が進化したおかげで、長年温めていた企画の映画化が実現し、どんな障害も乗り越える力強い想いを描いた物語が誕生しました。
現代だからこそ描くことができた愛の物語、ぜひお見逃しなく。
『ある天文学者の恋文』
・監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
『ニュー・シネマ・パラダイス』
『海の上のピアニスト』
『鑑定士と顔のない依頼人』
・音楽:エンニオ・モリコーネ
『ニュー・シネマ・パラダイス』
『ヘイトフル・エイト』(アカデミー賞®受賞)
・出演:ジェレミー・アイアンズ『リスボンに誘われて』、
オルガ・キュリレンコ『007/慰めの報酬』
・配給:ギャガGAGA
・後援:イタリア大使館
・原題:Correspondence/イタリア映画/英語/122分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松浦美奈
※劇場情報、映画詳細は、GAGA特設webページよりご覧ください。
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