Buongiorno a tutti!!
4月より6回に渡り開催されている『映画で旅するイタリア2016』、いよいよ今年最後の作品『越境の花嫁』の上映日が近づいてきました。
『越境の花嫁』は移民・難民問題という現代イタリアの抱える問題をテーマとしたドキュメンタリー作品で、字幕制作会社も非常な緊張感をもって挑んだという作品です。
<ストーリー>
福祉の国スウェーデンを目指す難民たちの姿を追ったドキュメンタリー。
発端はミラノ鉄道駅での出会いだった。駅のカフェでコーヒーを飲んでいたイタリア人記者とパレスチナ人の詩人が、イタリアに着いたばかりの難民たちに話しかけられる。「スウェーデン行きの電車はあるか」。そこで記者たちが思いついたのは、密入国者として逮捕されることを避けるため、結婚式の格好で彼らに旅をさせるという突飛なアイデアだった。
撮影後はクラウド・ファンディングで資金を募りポスプロを乗り切った正真正銘の手づくり映画。中東風の映画音楽と、難民の少年が歌うラップにも注目したい。
(2015年度銀のリボン賞ドキュメンタリー特別賞を受賞)
©COPYRIGHT 2015 Gina Films
『越境の花嫁』 Io sto con la sposa
(2014年/イタリア、パレスチナ/カラー/89分)
・監督:アントニオ・アウグリアーロ、ガブリエーレ・デル・グランデ、カレド・ソリマン・アル・ナッシリー
・配給:Gina Films
・上映日時:9月27日(火)19:30~22:00 (開場19:15~)
※上映後、野村雅夫氏によるトークイベント
・料金:前売 一般¥1,500 / UPLINK会員¥1,300
当日 一般¥1,800 / UPLINK会員¥1,300
・会場:渋谷アップリンク FACTORY(1F)
※詳細は、特設webページよりご確認ください。