映画『神様の思し召し』

Buongiorno a tutti!!

本日は、現在上映中の映画『神様の思し召し』のご紹介です。

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©Wildside 2015

<ストーリー>
今日も完璧なオペで、患者の命を救った心臓外科医のトンマーゾ。医師としては天才だが、傲慢で毒舌で周りからはケムたがられていた。ボランティアが趣味の妻との仲は倦怠気味で、お気楽な長女はサエない男と結婚。でも、頭脳明晰な長男が医学の道を継いでくれれば満足だ。

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©Wildside 2015

ところが、あろうことか医大生の息子が「神父になりたい」と宣言! 表向きはモノわかりのいいフリをして教会に潜入したトンマーゾは、息子がハデなパフォーマンスで人気のピエトロ神父に“洗脳”されているとニラみ、信者として教会に潜入する。

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©Wildside 2015

目に見えるものだけ信じる医師、見えないものこそ信じる神父。真逆のふたりの対決と、いつの間にか芽生えたまさかの友情の行方はー?

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©Wildside 2015

<監督・キャスト>
トンマーゾ役を『赤いアモーレ』『天国は満席』のマルコ・ジャリーニ、ピエトロ神父役を『トランスポーター2』『ローマ、恋のビフォーアフター』のアレッサンドロ・ガスマン、トンマーゾの妻・カルラ役を、『息子の部屋』『マザー・テレサ』のラウラ・モランテが演ずる。円熟期を迎えた俳優たちが絶妙な掛け合いで、イタリアを代表する演技派の底力を見せてくれます。

監督は、イタリアで脚本家としてのキャリアを誇るエドアルド・ファルコーネ。2011年、『Escort in Love(原題)』でイタリア映画記者組合が選出する映画賞ナストロ・ダルジェント賞の最優秀コメディ作品賞を受賞。本作が、47歳にして監督デビュー作となりました。

「軽いコメディであるが、軽すぎない。世知辛い現代社会において、人の心の優しさに気付かせてくれる作品にしたかった」と語るファルコーネ。本作には、イタリア映画らしい陽気な笑いのエッセンスに加え、人間ドラマの奥行きも加味されています。

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©Wildside 2015
 
 
自分のことしか考えなかった医師の人生と価値観が、型破りな神父との出会いによってひっくり返されるまでの顛末を、ハートフルな大人のコメディに仕上げた本作。イタリアでは2015年4月に公開され、深い共感を呼んでロングランヒットを記録。イタリアのアカデミー賞であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞に輝き、主演男優賞にノミネートされました。

どんな人間も、やわらかくて優しい心を持って生まれてくる。歳を重ねるうちに歪んだり固まったりしてしまうけれど、きっかけさえあれば、いつでも元に戻ることができる─。そんな人生がもっと好きになる気づきを与えてくれる、イタリアの太陽が生んだ、笑って泣ける人生讃歌。ぜひ映画館でご覧ください。
 
 
『神様の思し召し』
 
8月27日(土)新宿シネマカリテ他全国順次ロードショー!
 
・監督:エドアルド・ファルコーネ
・キャスト:マルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン、ラウラ・モランテ、イラリア・スパダ、エドアルド・ペーシェ、エンリコ・オティケル
・配給:ギャガ 
・原題:Se Dio vuole/2015年/イタリア/88分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:岡本太郎
 
※詳細は、GAGA特設webページよりご確認ください。 
 
 
 
 
 
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