Buongiorno a tutti!
今年も『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』が開催されています!
フィリップ・ジョルダーノ(イタリア)「ピヨピヨ」
このブログでも何度か紹介しているのでご存知の方も多いと思いますが、『ボローニャ国際絵本原画展(イラストレーター展)』は、イタリア北部のボローニャ市で行われる大規模な児童書専門の見本市『ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア』にともない開催される絵本原画のコンクールです。このブックフェアは、版権の売買だけでなく、児童書の新たな企画を生み出す場として知られており、毎春、世界中から多くの人が集まります。
1967年にはじまった『ボローニャ国際絵本原画展』は、子どもの本のために描かれた作品(5枚一組)であれば誰でも応募できることから、新人イラストレーターの登竜門としても知られ、本展をきっかけに多くの絵本作家が生まれています。
記念すべき50回目となった2016年は、世界61か国より3,191点の応募があり、日本からの10人(組)を含む18か国77人(組)が入選しました。板橋区立美術館では、今年もその全入選作品が展示されています。
チェ・ウンヨン(韓国)「おしゃべりなお月さま」
アンドレ・レトリア(ポルトガル)「世界で一番大きい花」
サラ・ハラーマーン(イラン)「カエル氏」
◆ 特別展示 『ボローニャ展 50年の歩み』
今年は、イタリアにおいて本展の開催が50回目を迎えたことを記念して、『ボローニャ展 50年の歩み』が特別展示されています。
世界情勢や生活環境が大きく変化したこの半世紀の間に、多くのイラストレーターを育て、世界の絵本にインパクトを与え続けてきたボローニャ展の歴史をふりかえることができます。
チェン・ヨウリン(台湾)「なにしにきたの?」
イラチェ・ロペス・デ・ムナイン(スペイン)「ナイル川をさがしたワニ」
ダニエーレ・カステッラーノ(イタリア)「隠れた動物の図鑑」
◆ 関連イベントや、輸入絵本の販売も
会期中は、子供向け、大人向けの関連イベントが多数予定されています。また、本展のために世界中から輸入した絵本や商品が併設ショップで販売されています。
深山 まや(日本)「デイジー・サラ・ベスと夏至祭り」
ホワン・リンシン(台湾)「はだかの王様」
毎年行かれている方も、今年初めての方も、ボローニャ国際絵本原画展2016へぜひ足をお運びください。
・・・開催概要・・・
・会 期:
2016年7月2日(土)~8月14日(日)
・主 催:
板橋区立美術館、日本国際児童図書評議会(JBBY)
・会 場:
板橋区立美術館
〒175-0092
東京都板橋区赤塚5-34-27
アクセス
・開館時間:
9:30~17:00(入館は16:30 まで)
・休 館 日:
月曜日(但し7/18 は祝日のため開館し、翌日休館)
・観 覧 料:
一般650 円、高校・大学生450 円、小・中学生200 円
※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
※20 名以上団体・65 歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
イタリア文化会館
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