オリーブ通信 第16号

Buongiorno a tutti!

今日は、イタリア文化会館の文化事業の一環、オリーブオイル出張セミナーについてご報告します。

女子美術大学付属高等学校・中学校よりご依頼をうけて、イタリア文化とオリーブオイルテイスティングセミナーを行ってまいりました。

プロローグとして、イタリア文化会館の活動をお話してから、地中海におけるオリーブの歴史をご説明しました。

オリーブは6千年くらいの歴史があるとも言われ、イタリアには、海洋民族であるフェニキア人やギリシャ人が植民市をつくると同時に植林したといわれています。

古代ローマ時代には、すでにオリーブオイルの格付けがあったとも言われ、料理には欠かせない食材となっていきます。

今となっては、オリーブオイルの無い食卓など考えられません。

生徒の皆さん、とても熱心にお話を聞いてくださって、授業はとても和やかな雰囲気で進んでいきました。

そして、お待ちかねのオリーブオイルのテイスティング。

今回は、シチリア産、ガルダ湖産、トスカーナ産のオリーブオイルと、スーパーなどで安価で買える残念な品質のオリーブオイルをご用意しました。

さすが、若く新鮮な感覚をお持ちの皆さん、残念なオリーブオイルはすぐに嗅ぎ分けられました。

各地方のオリーブオイルの特徴をご説明します。

オリーブオイルは地域、品種、搾油の方法などで、バラエティー豊かな味わいがあります。

その特徴をつかむと、どんな食材、どんな料理に合うか、使い方が広がります。

改めて、良質なオリーブオイルを口に含んで、香り、味わいをひとつずつ確認していきます。

生徒の皆さん、とても熱心に取り組んでくださいました。

最後にオリーブの収穫から搾油までの様子を動画でご覧いただきました。

緑色に輝くオリーブオイルが出てくるシーンには、「わ~」という歓声があがりました。

今回、ご参加の生徒の皆さんの好奇心旺盛な姿勢と、ご企画くださった先生方のお力添えで、とても有意義な授業となりました。

生徒の皆さんが、イタリアにより一層、興味関心をもってくださるとうれしいです。

イタリア文化会館では、語学コースをはじめ、様々な文化事業を行っております。

ぜひ本物のイタリアに触れる機会としていただければ幸いです。

 

イタリア文化会館

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