『木靴の樹』3/26よりリバイバル公開スタート!

Buongiorno!

巨匠エルマンノ・オルミ監督の最新作『緑はよみがえる』の全国公開を記念し、同監督代表作のひとつ『木靴の樹』が公開されました。

1978年、カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した本作は、実に4半世紀ぶりのスクリーン公開となります。

<ストーリー>
舞台は19世紀末の北イタリア、ベルガモ。大地主の厳しい搾取のもとで貧しい生活を強いられながらも、大地とともに力強く生きる4軒の農家の生活が描かれる。彼らは農具や生活の品の多くを地主から借りていた。ある日、少年の木靴が割れてしまう。父は村から遠く離れた学校に通う息子のために、川辺のポプラの樹を伐り、新しい木靴を作った。しかし、その樹木もまた地主のものだった…。

ベルガモ出身の監督が長い間構想をあたためて作られた本作。プロの俳優は使わず、すべて地元の素人を使い、撮影もすべて自然光のみを使用。ドキュメンタリーのような作風が農家の貧しくつましい日々の描写にリアリティをあたえている。厳しい農作業、祭、結婚、出産、喜びと悲しみ、現代の文明社会とは対極にある人々の暮らしが現代の私たちの心に迫る名作―――。

『木靴の樹』
―3月26日より岩波ホールほか全国順次公開中!-

<監督・脚本・撮影・編集>
エルマンノ・オルミ Ermanno Olmi
<音楽>
ヨハン・セバスチャン・バッハ
<オルガン演奏>
フェルナンド・ジェルマーニ
<美術>
エンリコ・トヴァリエリ
<衣装>
フランチェスカ・ズッケリ
<製作>
アッティリオ・トリチェッリ
<出演>
ルイジ・オルナーギ、フランチェスカ・モリッジ、オマール・ブリニョッリ他
<原題>
「L’Albero degli zoccoli」
(米)The Tree of Wooden Clogs (英)The Tree with the Wooden Clogs
1978 年/イタリア/カラー/スタンダード/187 分/DCP
©1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO – ISTITUTO LUCE Roma Italy

<公式ホームページ>
http://www.zaziefilms.com/kigutsu/index.html

 

 

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