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本日は、パオロ・ソレンティーノ監督の『グランドフィナーレ』をご紹介いたします。
新作を発表するたびに、カンヌを始め、世界の映画祭から熱いラブコールを受けているイタリアの奇才パオロ・ソレンティーノ。前作の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』は、アカデミー賞外国語映画賞にも輝きました。観る者を陶酔へと誘う壮麗な映像美が絶賛され、今や世界中が“21世紀の映像の魔術師”に魅せられています。
最新作である本作では、引退した音楽家がキャリアの最後に大輪の花を咲かせるべく、人生のすべてを賭けて大舞台に挑むまでの愛と葛藤が描かれています。
音楽家を演じるのは、『サイダーハウス・ルール』などで2度のアカデミー賞を獲得した名優マイケル・ケイン。彼の娘に『ナイロビの蜂』でアカデミー賞を受賞したレイチェル・ワイズ。彼の親友の映画監督には、ハーヴェイ・カイテル。ホテルに滞在する元人気俳優役にポール・ダノ。また、大女優ジェーン・フォンダが圧巻の演技で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされました。
スイスの高級リゾートホテルでの人間模様をストラヴィンスキーやドビュッシーの名曲が彩り、本年度アカデミー賞にノミネートされた主題歌「シンプル・ソング」を、BBC交響楽団、ヴィクトリア・ムローヴァのヴァイオリン演奏で、カラヤンからその声を「神からの贈り物」と称えられたスミ・ジョーが歌います。
<STORY>
世界的にその名を知られる、英国人音楽家フレッド(マイケル・ケイン)。今では作曲も指揮も引退し、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送っている。長年の親友で映画監督のミック(ハーヴェイ・カイテル)も一緒だが、現役にこだわり続ける彼は、若いスタッフたちと新作の構想に没頭中だ。そんな中、英国女王から出演依頼が舞い込むが、なぜか頑なに断るフレッド。その理由は、娘のレナ(レイチェル・ワイズ)にも隠している、妻とのある秘密にあった──。
<出演>
マイケル・ケイン『サイダーハウス・ルール』
ハーヴェイ・カイテル『スモーク』
レイチェル・ワイズ『ナイロビの蜂』
ポール・ダノ『それでも夜は明ける』
ジェーン・フォンダ『大統領の執事の涙』
<監督>
パオロ・ソレンティーノ『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
<原題>
YOUTH/2015/イタリア、フランス、スイス、イギリス/124分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松岡葉子 R-15 © 2015 INDIGO FILM, BARBARY FILMS, PATHÉ PRODUCTION, FRANCE 2 CINÉMA, NUMBER 9 FILMS, C -FILMS, FILM4
<配給>
ギャガ
http://gaga.ne.jp/grandfinale/
※4月16日(土)新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋他全国順次公開