Buongiorno a tutti!
本日は、1908年、イタリア北部イヴレアの地でタイプライター製造会社として出発したオリベッティ社の名機と広告ポスターの展覧会についてご紹介いたします。
オリベッティ社の製品は、創業者カミロ・オリベッティが追い求めた“実務的なオフィス機器にも美的な感性を”という理念を受け継いだ、イタリア国内外の有望な技術者とデザイナーたちによって生みだされています。とりわけ人気を博したタイプライター、≪レキシコン80≫(1948年)や≪レッテラ22≫(1950年)をはじめとする数々の製品が、世界各地の美術館でデザインコレクションとして収蔵されています。
また、製品の魅力もさることながら、スタイリッシュな企業イメージを定着させるのに一役買った個性豊かな広告の存在も見逃すわけにはいきません。タイプライターの急速な普及にともなうオリベッティ社の隆盛期、宣伝技術部部長を務めたジョヴァンニ・ピントーリ(1912‐1999年)は、気鋭のデザイナーを起用しながら自らも多くのグラフィックデザインを手がけ、オリベッティ社の確固たる企業イメージをつくりあげました。軽快で色鮮やかなこれらの広告は、タイプライターが職業や習慣を超え、あらゆる世代の生活をより豊かにする可能性を秘めたツールであることを強く打ち出しました。
かつてタイプライターが一世を風靡した時代。そこここからタイピング音が鳴り響く活気あるようすを、オリベッティ社の名品を通してご覧いただきます。
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【開催概要】
「olivetti design オリベッティ デザイン
タイプライターから聞こえるスタッカートビート」
<期 間> 2016年3月10日(木)~2016年3月20日(日)
<場 所> うつのみや表参道スクエア市民プラザ5階
市民ギャラリー(宇都宮市馬場通り4-1-1)
<時 間> 午前10時~午後6時
<観覧料> 無料
<主 催> 宇都宮美術館
<後 援> NPO法人宇都宮中心商店街活性化委員会
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