『ジョルジョ・モランディ―終わりなき演奏―』

Buongiorno a tutti!

今日は、兵庫県立美術館、東京ステーションギャラリー、岩手県立美術館にて順次開催中の『ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏―』のご紹介です。

≪静物≫1951 モランディ美術館(ボローニャ)© photo Sergio Buono, Bologna

日本では3 度目、17 年ぶりの個展となる本展には、モランディ美術館(ボローニャ)の全面的な学術協力のもと、油彩約50 点、水彩、素描、版画約50 点が展示されます。

≪静物≫1951 モランディ美術館(ボローニャ)© photo Sergio Buono, Bologna

20 世紀イタリアを代表する画家ジョルジョ・モランディ(18901964)。卓上の瓶や容器、花瓶などを組み合わせた静物画は、モランディの代表作であると同時に、構図における配置や形のバランスを試みる恰好の主題でもありました。一見、単調に見えるモランディの作品は、瓶や容器といった日常のモティーフを、ある時は一列に、ある時は一箇所にまとめて、配置しては置き直し、また組み換えてといった試行錯誤を経て描かれたものであり、同じ題材を扱いつつも、各々がまったく別の作品として完成しています。

≪静物≫1946 国立近代美術館(ローマ)© Roma, Galleria Nazionale dArte Moderna e Contemporanea, by courtesy of Ministero dei Beni delle Attività Culturali e del Turismo

また、モランディは、ひとつの構図を油彩、素描、版画とさまざまな技法で表現する中で、具象から抽象、またはその逆と、絶え間なく揺らぎ続けていました。このことは、静物画と風景画の間でも、構図を巡っても繰り返されています。本展では、モランディについて頻繁に言及されてきた「シリーズ」と「ヴァリエーション」の本質について、具体的作例で示します。


≪静物≫ 194620 世紀美術館(ミラノ)、ボスキ・ディ・ステファノ・コレクション © Comune di Milano Museo del Novecento – Collezione Boschi Di Stefano

≪花≫ 1952 ミラノ市立ボスキ・ディ・ステファノ邸美術館 © Comune di Milano – Casa Museo Boschi Di Stefano


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【開催概要】
「ジョルジョ・モランディ-終わりなき変奏-」

<<終了しました>>
■2015年12月8日~2016年2月14日 兵庫県立美術館
主催=兵庫県立美術館、産経新聞社、神戸新聞社

<<開催スタート!!>>
■2016年2月20日~4月10日 東京ステーションギャラリー
主催=東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)、東京新聞

■2016年4月16日~6月5日 岩手県立美術館
主催=岩手県立美術館、公益財団法人岩手県文化振興事業団
学術協力=ボローニャ市立美術博物館機構 モランディ美術館
後援=イタリア大使館、イタリア文化会館、ボローニャ市協力=アリタリア-イタリア航空
協賛=大日本印刷

With the collaboration of the Istituzione Bologna Musei | Museo Morandi – Italy

 

イタリア文化会館

イタリア語コース

Buongiorno a tutti!

今日は東京ステーションギャラリーでもうすぐ開催予定の『ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏―』のご紹介です。

日本では3 度目、17 年ぶりの個展となる本展には、モランディ美術館(ボローニャ)の全面的な学術協力のもと、油彩約50 点、水彩、素描、版画約50 点が展示されます。

20 世紀イタリアを代表する画家ジョルジョ・モランディ(18901964)。卓上の瓶や容器、花瓶などを組み合わせた静物画は、モランディの代表作であると同時に、構図における配置や形のバランスを試みる恰好の主題でもありました。一見、単調に見えるモランディの作品は、瓶や容器といった日常のモティーフを、ある時は一列に、ある時は一箇所にまとめて、配置しては置き直し、また組み換えてといった試行錯誤を経て描かれたものであり、同じ題材を扱いつつも、各々がまったく別の作品として完成しています。

また、モランディは、ひとつの構図を油彩、素描、版画とさまざまな技法で表現する中で、具象から抽象、またはその逆と、絶え間なく揺らぎ続けていました。このことは、静物画と風景画の間でも、構図を巡っても繰り返されています。本展では、モランディについて頻繁に言及されてきた「シリーズ」と「ヴァリエーション」の本質について、具体的作例で示します。

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