Buonasera a tutti!
「映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~」の第5作『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』の紹介です。
今回のテーマは、リストラという日本でも身近な話題です。淡々とリストラを断行し続けるエリートサラリーマンである主人公マルコの心の変化を見事に描いています。同僚としてイタリア育ちの日本人女優の市川純が出演しているのも見所です。関東初公開、イタリア現代映画の秀作を見に行く絶好の機会です!
ミラノにあるグローバル企業の若きエリート社員マルコ。有能で人望も篤い彼は、ある日フランス人上司に重要な任務を言い渡される。それは、3ヶ月間で25 人のリストラを断行すること。成功すれば、十分な報酬と出世が約束されるという。家族も恋人も職場での人間関係も省みず、彼は夢中で首を切り続けるのだが… 労働条件や環境がいとも簡単に人を変えてしまう様子を描いたこの物語は、今の日本にもアクチュアルに響く。イタリアで大活躍の日本人女優市川純も出演。“映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~” より引用
『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』Volevo solo dormirle adosso
(2004年/イタリア/カラー/96分)
関東初公開
監督:エウジェニオ・カプッチョ
6月28日(日) 開場15:15 上映15:30
※上映終了後トークショーあり