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「映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~」の第2作『カーネーションの卵』の紹介です。
監督のシルヴァーノ・アゴスティは、イタリアの映像美の巨匠であり作家としての評価も高く、日本では『1日3時間しか働かない国』が有名です。
“第2次世界大戦の終わり、北イタリアは内戦状態にあり、混迷を極めていた。ローマから敗走しつつも未だ北部では勢力を保っていたドイツ軍とファシスト。彼らに抵抗するパルチザン。シチリアから北上を続ける連合軍。幼少期にブレーシャ近郊で激動の時代を体験したアゴスティの自伝的作品で、ベルナルド・ベルトルッチに絶賛された。今は廃墟となった実家に息子を連れてきた主人公の長いフラッシュバックとして物語が展開する。”
映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~ より引用
監督は、モスクワ国立映画学校に留学していたこともあり、その映像は、アンドレイ・タルコフスキーの影響も受け静謐で叙情的な美しい世界が広がっています。この貴重な作品の公開は、関東では3年ぶりとなります。是非、この機会に映画館まで足を運んでみてはいかがでしょう!
『カーネーションの卵』 Uova di garofano
(1991年/イタリア/カラー/103分)
監督:シルヴァーノ・アゴスティ
渋谷アップリンク3月29日(日)開場15:15上映15:30
※上映終了後トークショーあり