授業体験レポート 「銅版画講座」

Buongiorno a tutti !

 

今日はアート・ラボのなかからイタリアが発祥ともいわれる銅版画講座をご紹介します。

ニードルを使って細かな線を描くアクアフォルテ、明暗のトーン表現をつかった柔らかな印象のアクアティンタなど、さまざまな技法を使ってオリジナル作品を1点作ります。

 

まったく経験がなくても絵心に自信がなくても大丈夫!

筆記用具とエプロン、お好きなモチーフの写真や切抜きを持参するだけで気軽に参加できます。

 

まず銅版画にしたい図案をトレーシングペーパーに写し、カーボンをはさんで銅版に転写します。

アクアティンタなら松脂粉を散布、定着させた版下にニスをつけ、侵食時間を調整して濃淡を表現します。

インクを施した後、タルラターナ(寒冷紗という布)で拭き上げ、プレス機で一気に刷り上げて完成です!

 

1dayレッスン(4時間)を1回受講してこちらの作品が出来上がりました。

 

先生が丁寧にアドバイスしてくださるので初心者でも安心です。

(講師:光平先生のコメント)

「アクアティンタのトーン作りがとてもよくできていますね。モチーフの写真を見た時にアクアティンタを使ったらうまく行きそうだと思い、おすすめしてみました。」

 

 

こちらは何回か受講されてひとつのモチーフをじっくり仕上げた方の作品。

アフリカの平原、夕空をバックに浮かび上がる大樹が印象的な一枚です。

黒一色でも濃淡やタッチを工夫してこのような情景が描けるのですね。

(講師:光平先生のコメント)

「アクアティンタのトーンと何度も重ねたアクアフォルテの線描がうまくからんで、深みのある表現になっています。

受講生の個性や絵のタイプに応じて、適した技法をご指導できますので初心者でも安心してご参加ください。制作途中で終わってしまった作品も継続受講でじっくりとすすめることもできます」

 

受講して3年目の方、初めて銅版に触れる方も一緒になって和やかな雰囲気のなかで授業が進んでいました。

作品をグリーティングカードとしてご友人に贈られた方もいらっしゃって、とても喜ばれたそうです。

 

皆さんも旅先での思い出の場所やペットの写真、好きなモチーフなどを銅版画にしてみませんか?

 

(こちらが光平先生の作品です)

 

イタリア文化会館

イタリア語コース

 

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