授業体験レポート ダンテ・アリギェーリの『神曲』天国篇を読む

Buongiorno a tutti!

 

今回ご紹介するのはテーマ別コース、ダンテ・アリギェーリの『神曲』天国篇を読む(中上級)です。

担当するのは情熱的な授業を行うので有名なジュゼッペ・ロンゴ先生です。

このクラスは『神曲』という大作に挑んでいます。

地獄篇から始まり、煉獄をめぐり、ようやく天国にたどり着きました。

2014年春学期でダンテとめぐる『神曲』の長い旅もようやくゴールにたどりつきそうです。

ジュゼッペ先生によると、さらっと作品を読むだけではダンテが本当に伝えたいことを十分に理解できないとのこと。というのも、言葉の裏、メタファー、文脈に深い意味が隠されているからで、せっかく読むのなら、優れた旅のツアーガイドとともに、じっくりと時間をかけて読み解いていったほうがよさそうですね。

『ダヴィンチコード』が世界的に大ヒットしたダン・ブラウンの最新作『インフェルノ』はまさにタイトルから想像できるように、ダンテの『神曲』がベースになってストーリーが展開していきます。重要な場面で『神曲』の中の詩(カント)が幾度も登場します。『インフェルノ』を読んでいると、本家であるダンテの『神曲』を読みたくなってくるのではないでしょうか。

 

春学期は引き続き、天国篇の最後の部分を読み進めていく予定です。授業では読むだけではなく、映像なども使い、ダンテの時代の政治、宗教などについても紹介します。

 

ちなみに、春学期のパンフレットに掲載されていた「Inimmaginabile DANTE! – “La Divina Commedia” canti scelti-」は秋学期からスタートする予定です。

http://www.iictokyo.com/culturali/tema/di.html

 

イタリア文化会館

イタリア語コース

 

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