イタリア語で源氏物語

Buonasera a tutti!

 

本日はイタリア文化会館で開催される「源氏物語」に関する講演会を紹介します。

3月12日水曜日、ローマ・ラ・サピエンツァ大学名誉教授であるマリア・テレーザ・オルシ氏の講演会、『光源氏 イタリアへの長い道』が開催されます。

光源氏?あの源氏物語?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その通り、「あの」源氏物語です。

イタリアにも50年以上前に翻訳されたものが存在しておりましたが、英語訳からの重訳で、また欧米の読者への解り易さに重きをおかれ、構成を変えられたものでした。

それが2012年初めて、マリア・テレーザ・オルシ氏によって、原文からの忠実な訳として完成されました。

まさに研究でもあったこの翻訳にかかった歳月は、約12年です。
現地新聞では「英国のシェークスピア、またわたしたちのダンテの作品のように、日本の”古典の中の古典”」と紹介されました。

イタリア語版は約1440ページ。登場人物の呼称が場面によって異なるところなどは、読みやすさを考えると統一するべきなのかもしれないと考えられましたが、原作を尊重して、そのままにされています。

今回の講演では翻訳者のオルシ氏が、苦節12年の翻訳作業の道のりと、イタリアにおける日本作品の翻訳事情などについて語ってくださります。イタリアという鏡を通すことによって、また日本文学を知らなかった、気がつかなかった視点から見ることができるかもしれません。

日伊逐次通訳付
入場無料。要予約
お申し込み:件名を「3月12日講演会」として、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。
お問い合せ:イタリア文化会館 Tel. 03-3264-6011(内線13, 29)
日程: 2014年3月12日時間: 18時30分 (開場18時)場所: イタリア文化会館主催: イタリア文化会館 

イタリア文化会館

イタリア語コース

 

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