世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第25回受賞者が決まり、17日、同賞国際顧問の中曽根康弘元首相(アジア委員会委員長)が東京・内幸町の日本プレスセンターで発表しました。
今回は、絵画部門でイタリアを代表する芸術家ミケランジェロ ピストレット氏、若手芸術家奨励制度で、ローマの聖チェチーリア国立アカデミー付属ユニ・オーケストラが選ばれました。
ピストレット氏は、イタリアのビエッラ出身で鏡やステンレス素材そのものに絵を描く『ミラー絵画』で有名です。今現在は、地元ビエッラに『アルテデッラチッタ』を創設し旧繊維工場を現代アートの発表の空間とし活発に活動されています。
今回の受賞で初めて彼の名を日本では知る人も多いことかと思いますがイタリア本国ではとても有名だそうでその作品は、すごい金額だとか!ルーブル美術館でも回顧展が開かれたばかりだそうです。日本でも是非展覧会が開かれるといいですね。
また、若手芸術家奨励制度受賞ではローマの有名な聖チェチーリア国立アカデミーに付属しているユニ・オーケストラが選ばれました。
ちなみに今回の世界文化賞、映像部門受賞のフランシス・フォード・コッポラ監督『地獄の黙示録』、『ゴッドファーザー』等でも有名ですね。
やはりイタリア系。さすが創造的なイタリア人、受賞おめでとうございます。