授業体験レポート⑪ 「時事問題と文化 Attualità e cultura」

Buongiorno!

今日はベテラン先生のとても面白い授業を紹介します。

上級クラスの時事問題と文化 Attualità e culturaです。

最初に最も大切なことをお伝えしておきましょう。

ジュゼッペ先生のクラスは90分では収まりきりません。授業時間が延長することもしばしばあります。

なぜなら、次々に話題が湧き出してきて、話が尽きないからです。

先生いわく、この講座は決まったプログラムに沿っていくのではなく、自由にトピックスを決めて進めていくからだそうです。

確かに、文学、哲学の話から、政治の話まで、いろいろな話が次々に飛び出してきます。

ちなみに、話を広げているのは先生だけではありません! 生徒さんたちも積極的に発言し、そこから話が膨らんでいったり、脱線していったり…。

言うまでもなく、会話はすべてイタリア語で行われるので、イタリア語を聞いて、イタリア語で考えて、イタリア語で発言してと、90分間(しばしばそれ以上)、頭は常にフル回転状態。

 

授業はテキスト「Contesti italiani」を使いながら読解や練習問題を解いていくのと、先生が用意した新聞記事などを使いながらのディスカッションとなります。

見学に行った時には「Contesti italiani」の“dare”を使ったmodo di direから授業が始まりました。“dare atto”、“dare alla luce”など、かなり難しいmodo di direを使ったフレーズ作りに取り組んでいます。

「こんな文章はどうだろう」、「これで使い方はあっている?」

各自が作ったフレーズをもとに、生徒同士、先生も交じって盛り上がっていきます! 疑問、意見、解説など…納得のいくまで話が続いていきます。

 

初めて参加したら、会話のスピード、話の濃さ、難しさにびっくりしてしまうかもしれません。

でも皆さん、とても楽しそう。90分があっという間に過ぎていきます。

 

読んで、聞いて、話して、と三拍子揃っているので、CILS受験を考えている方にもお薦めしたい講座です。

 

ジュゼッペ先生の情熱的な授業をぜひ一度、体験してみて下さい!

クラス名:テーマ別コース 上級 時事問題と文化 Attualità e cultura

2013年春学期:金曜日

講師名:ジュゼッペ・ロンゴ

イタリア語のレベル:上級

コースコード:H10

 

イタリア文化会館

イタリア語学校

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