イタリアに関する書籍、イタリア語からの翻訳書の近刊をまとめて紹介しようとはじめたイタリアブックフェアも今年で4回目をむかえ、春の恒例イベントとなりました。今年は2009年以降に出版された書籍を中心に約700冊を展示し、そのほとんどを販売する一方、要望の多かったイタリア語の本の販売点数を増やします。
特別展示
プリーモ・レーヴィ ―アウシュビッツを考えぬいた作家―
ユダヤ系イタリア人としてアウシュヴィッツに送られ、奇跡的に生還したプリーモ・レーヴィ(1919-1987、イタリアの化学者、作家)。レーヴィはアウシュヴィッツの地獄を冷静に記録すると同時に、地獄を体験した後の困難な生を描き、さらにはアウシュビッツの意味を生涯にわたり問い続けました。深い洞察に満ちた彼の作品や証言は、人間の暴力性とそこからの回復を考える際の貴重な手がかりとして日本でも思想家や芸術家をはじめ多くの人々に影響を与えています。
本展では、立命館大学国際平和ミュージアム所蔵のパネルや絵葉書、ポスターといった資料を展示し、レーヴィを紹介します。
協力:立命館大学国際平和ミュージアム
インフォメーション
日程: 2012年3月29日 – 2012年4月9日
時間: 11時~18時
場所: イタリア文化会館 エキジビションホール
主催: イタリア文化会館
協力: シーライトパブリッシング
入場無料
詳しくはホームページをご覧ください。