カルネヴァーレの思い出 その2

Buongiorno a tutti!!

 

前回に引き続き、昨年私が実際にヴェネツィアのカルネヴァーレに行った際のエピソードをご紹介します。

結局、満員列車は1時間遅れでヴェネツィアに着きました。変装を済ませ、街にくりだします。そこには華やかな仮面を着けた人からスパイダーマンに扮した少年まで、色々な人々が練り歩いています。そんな活気のなかでは、ヴェネツィアの入り組んだ迷路の「人間渋滞」までもが非日常を演出し、うんざりさせるどころか格別な時間の一部となっています。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕方になってしまいました。トレントに戻るローカル線の終電はなんと十九時半。賑わう街を後に、駅に向かう人の渋滞をくぐり抜け、変装した乗客であふれる帰りの列車に乗りました。

その時です。カルネヴァーレに行きたくないと言っていた例の友人が目の前にいるではありませんか。私達に気付き、仮面で姿をくらますふりをしておどけています。話しかけると、「混むので毎年行きたくないと思いつつ、やはり楽しくて来てしまうのだ」仮面を外した彼は素直にそう答えました。

なんだかんだ言っても、やはりみんなそれぞれにカルネヴァーレを愛しているのだと実感した瞬間でした。

ちなみに、2月16日にイタリア文化会館で行われるフェスタ・ディ・カルネヴァーレのテーマも「愛(アモ―レ)」です。それぞれの「愛」を、思い思いに表現して楽しみましょう!

皆様の参加をお待ちしております!

 

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