カルネヴァーレの思い出

Ciao a tutti!!

早いもので、2013年もすでに一カ月が過ぎようとしています。そしてヴェネツィアでは、冬の一大イベントであるカルネヴァーレが始まろうとしています!
そこで今回は、昨年私が実際にヴェネツィアのカルネヴァーレに行った際のエピソードをご紹介します。
そのとき私はトレントという町に住んでおり、ヴェネツィアは片道10ユーロで行ける近場でした。もちろん、イタリア人の友達を誘ってカルネヴァーレに行ったのですが、中には「観光客で混み過ぎているから行きたくない」というヴェネツィア郊外出身の友達もいました。
毎年地元に300万人が押しかけるのでは飽きるのも仕方ないかなと思いつつ、彼抜きでヴェネツィア行きの列車に乗り込みました。
始発のトレントから既に混み合っていた列車に次々と、「変身済」の人々や衣裳のバッグを持った「変身前」の人々が乗ってきます。山間を縫って走るローカル線は三両編成。ヴェネツィアに近づくにつれ、乗るのも大変なほど列車はいっぱいになり、駅ごとに停車時間が延びていきます。
最後の数駅ではもう誰も乗れません。イタリアに来てはじめて経験する、本物の満員列車です。窓の外では車掌さんと、「乗車拒否」された仮面の乗客がもめています。みんな文句を言いつつも、少し滑稽で、どこか楽しげな光景でした。(つづく)

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