17~18世紀のヨーロッパ音楽文化は、国境に区切られることなく繋がっており、特色を持ちながらまた影響を与え合っています。このコンサートでは、イタリア・スペイン・ポルトガル・オーストリア、そしてドイツからバロックの声楽と様々な組み合わせの室内楽を、お話で繋ぎながらお送りします。どうぞお楽しみに!
鈴木 秀美
井上頼豊、A.ビルスマ、尾高忠明、秋山和慶他に師事。国内外のコンクールで優勝、国内外で演奏活動を展開。数多くの話題CDを発表し、95年と07年に文化庁芸術作品賞、レコード・アカデミー賞、フランスのディアパゾン金賞等を受賞。第37回サントリー音楽賞受賞、第10回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。ブリュッセルのベルギー王立音楽院バロック・チェロ科教授を95年の設立から2000年まで務め、現在東京芸術大学古楽科非常勤講師。02年オーケストラ・リベラ・クラシカを結成。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)、「ガット・カフェ」「無伴奏チェロ組曲」(東京書籍)。
鈴木美登里
京都市立芸術大学大学院修了。兵庫県芸術文化海外留学助成金を得てオランダに留学。M・ファン・エグモント、Dr. R・スチュワート各氏に師事。1995年にディプロマを取得し卒業、ユトレヒト古楽音楽祭に出演。バロック~古典派のソリストとして、ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパン等、日本国内及び世界各地のコンサートや録音に参加。2002年、マドリガーレをレパートリーとする声楽アンサンブル《ラ・フォンテヴェルデ(La Fonteverde)》を結成、年に数回の公演を続けている。当時の様式を体得した貴重なアンサンブル歌手として活躍し、後進の指導にも力を注いでいる。
上尾直毅略歴
東京藝術大学卒業。ピアノを辛島輝治、チェンバロを山田貢、鈴木雅明、渡邊順生の各氏に師事。92年第6回山梨古楽コンクールで「通奏低音賞」を受賞。
同年オランダに渡り、チェンバロをG・レオンハルト、A・アウテンボッシュの両氏に、フォルテピアノをS・ホーホランド氏に師事し、それぞれ95年と98年にソリスト・ディプロマを得て卒業。99年よりデン・ハーグ王立音楽院古楽科の正式伴奏員を勤め、00年から帰国する01年まではオランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者も勤める。帰国後はソロ、アンサンブルを問わず数多くの演奏会に出演。数少ないミュゼット奏者としても知られる。
荒木優子
桐朋学園大学音楽学部並びに研究科卒業。ヴァイオリンを辰巳明子氏に、バロック・ヴァイオリンを若松夏美氏に師事。第45回全日本学生コンクール奨励賞、第10回川崎音楽賞コンクール第3位および第7回日本モーツァルト・コンクール入賞。
在学中に桐朋学園オーケストラと共演、1998年には文化庁より派遣されトルコ・イスラエルでのコンサートに出演。
バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、アンサンブル・ヴィンサント、トロヴァトーリ・レヴァンティ等日本の代表的な古楽オーケストラやアンサンブルの主要なメンバーとして活躍し、数多くの演奏会及び録音に参加している。
場所:イタリア文化会館 東京 アニエッリホール
日にち:2012年4月2日(月)
時間:19:00(会場18:30)
チケット:3,000円(当日3,500円) 全自由席
東京文化会館チケットサービス Tel. 03-5685-0650
株式会社アルテ・デラルコ Fax. 048-610-8172 info@artedellarco.com
チケットお問い合わせ:
ヨーロピアン・バロック音楽フェスティバル実行委員会 Tel. 090-1202-7789