Buongiorno a tutti!
今日は静岡市東海道広重美術館からイタリア人アーティストによる展覧会のお知らせです。
11月28日から2018年2月4日まで同館で開催される『江戸⇔東京百景』展。
広重が本格的に風景版画を手がけはじめたのは、天保初年(1830)頃に自身が暮らす江戸の風景を描いた『東都名所』だと言われています。それから約25年、数多くの作品を残してきた広重が最晩年にいどんだのが『名所江戸百景』です。全120点(目次、二代作品含む)にも及ぶ大作の中には、ゴッホやモネといった海外の画家たちに影響を与えた作品もあり、これまで国内外の多くの人々に影響を与えてきました。『名所江戸百景』の刊行から約10年後、「江戸」は「東京」へとその呼び名を変えます。広重が残した最後の「江戸」の風景をお楽しみください。
また、同時開催として小展示室では、イタリア人写真家ジュゼッペ・デ・フランチェスコの「東京百」を開催します。広重の『名所江戸百景』のオマージュとして作られたこのシリーズの制作風景は、テレビ番組「YOUは何しに日本へ?」(2017年3月6日放送/テレビ東京)で紹介され話題を呼びました。
広重とフランチェスコ、二つの視点により江戸と東京の今と昔をつなぎます。
■同時開催:ジュゼッペ・デ・フランチェスコ「東京百」
ジュゼッペ・デ・フランチェスコの「東京百」は、テレビ番組「YOUは何しに日本へ?」(2017年3月6日放送/テレビ東京)で紹介されたプロジェクト。広重の『名所江戸百景』のオマージュとして現代の東京の風景を写真で再現したシリーズです。風景画の巨匠広重を相手に、約2年間にわたり東京中を駆け巡り制作されたこのシリーズは、ひたすらに広重の影を追い求めたイタリア人作家の視点によるユーモアとオリジナリティあふれる作品です。本展ではシリーズ119点の内、約60点を展示します。
また、関連企画として、12月3日(日)には、「ジュゼッペ・デ・フランチェスコ アーティストトーク」も開催されます。
<アーティストプロフィール>
Giuseppe De Francesco
1982年イタリア、ミラノ生まれ。ミラノ工科大学 デザイン学部卒。
主にイタリアのファッション、建築分野で著名な写真家とのコラボレーション作品を手がける。様々な都市に住み、現在は個人のリサーチや商業プロジェクトのため世界各地で活躍している。彼の捉える映像は、洗練されたスタイルの探求であり、自身が追求するフォトグラフィックなリサーチに焦点をあてたものである。私たちを取り巻く環境は、受け継がれてきた文化と形作られる未来の継続した対話の中にあると考え、空間や場所の記憶と文化的アイデンティティとの繋がりを表現した作品を制作している。
TOKYO HYAKU( 東京百)プロジェクト
http://tokyohyaku.com
<インフォメーション>
静岡市東海道広重美術館
開催日:2017年11月28日(火)~2018年2月4日(日)
開館時間:午前9時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
主 催:静岡市東海道広重美術館(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)
入館料:一般510円(410円)/大学生・高校生300円(240円)/中学生・小学生120円(100円)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は、翌平日)
※( )は20名以上の団体料金 ※静岡市在住の中学生以下及び静岡市在住の70才以上の方は無料
※身体障害者手帳等をご持参の方及び介助者は無料
お問合せ
〒421-3103 静岡県静岡市清水区由比297-1
Tel:054-375-4454(代) Fax:054-375-5321
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